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October 11, 2009

くやしいサラダ

ああくやしい。

今まで「ふっ。そんなわけないヤン!」と鼻で嗤っていたものがいとも簡単にひっくり返される時って、本当にくやしい。

何がそんなにくやしいかって、ずっと以前のエントリでも(http://calcal.moe-nifty.com/sanzen/2004/06/post_2.html)書いたように、わたしはフレンチ・ドレッシングを作るのを割りと得意にもしていたし、サラダを作るたびにシャカシャカサッサとドレッシングを手作りして、それをサラダにかけて食べることをチョットだけ誇りに思っていました。

それなのにですよ、この前読んでいた許光俊『クラシックを聴け!』(青弓社)という本の中で、フレンチ・ドレッシングをかけたサラダは「実は正しいサラダなんかじゃない」などと書かれてあったのですよ。
ナヌー、どいうことじゃ?
フレンチ・ドレッシングというくらいなんだから、フレンチなドレッシングに相違あるまい?それを正しいサラダなんかじゃないだなんて、どういうことだよ?許センセ!このアタイに喧嘩売ってんのかしらっ!

などと大人気なくコッソリ憤慨し、「ふっ。そんなわけないヤン」と鼻で嗤おうとさえ思ったのですが、ここでまあ、それならば、この本に書かれてあるレシピのとおりにサラダを作ってみてやろうじゃないのと気を取り直して、やってみました。

本によれば、生野菜を小さめに切ってボウルに移し、その上から塩、胡椒、酢、油をぶちこむ、と。
ふーん、上等やないか。

やってみた。
美味かった。
はまりそう。

うーん。

きれいに攪拌されたドレッシングでは味わいえない、ちょっと強めの風味が野菜に絡まって、全体として野趣に富んでいるというのか、塩や油の味がより野菜を引き立てているというのか、なかなか説明しづらいんですが、簡単な材料ながらゴージャスな味になった!という印象。
しかも、ドレッシングを攪拌する手間が省けるから、作るのが楽なのである…。
くやしいけど素晴らしい。

調味料は、少しでも上等のものを使うのがいいと思います。
これはいつも思うんですが、オリーブ油とか塩とか胡椒とかは、それそのものが自分で「美味しい」「いい匂い」と感じるものを奮発するほうが、料理の仕上がりが格段に違うはずです。

野菜やなんかはその季節の旬の安い売られていたり、或いは特売のものを買って使うけれど、調味料には思い切ってカネをかけたい。そらまあ高ければイイってもんではないですが、「コレ一味違うネ!」と思ったものは大抵平均より少しだけ値段が張るものなので、お財布と相談の上、「今月はこれくらい許したって~」と奮発。すると、食卓が楽しくなることほぼ間違いなしです。

というわけで、許センセの件の著作はなかなか理屈っぽくそれなりに面白く、サラダのレシピも「西欧音楽のどうたら」という理屈に繋がってくるので、理屈っぽいのが好きな方なら楽しめるかもしれません。興味ありましたら、手渡し出来る方にならお貸しいたしますよ(笑。

実はずっと前に読んだのを最近読み直したのですが、サラダのくだりは「こんな箇所あったっけ?」と思い出せないほど当時は読み飛ばしをしていたのでした。

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「グルメ・クッキング」カテゴリの記事

Comments

う〜ん。
サラダのドレッシングにこれほどまでに情熱的になれるなんて・・・
す、すっごい・・です。
アクセサリー作りといい,お料理といい、創作ものがお好きですね!
是非,こんど、手作りドレス・・・挑戦してみて下さい。
講習会でもしましょっかね〜。
もの作り・・・楽しいですよね。
最近,何もつくってなくて,寂しいです・・私。

Posted by: うたこ | October 12, 2009 at 10:55 PM

うたこさま:
にゃはは、お恥ずかしいです(笑。
とくに食べ物に関しては情熱的というかついついムキになってしまって。
食い意地が張ってるやうです…。
手作りドレス、すごい憧れです。うまく作れるかどうかわからないけれど、挑戦してみたいなあ。
講習会に参加希望です!
手作りしていると、時間の経つのも忘れてしまって、出来上がりに少々難があっても、すごい達成感があって楽しいです。

Posted by: calcal | October 13, 2009 at 05:47 PM

おおー、驚きました。
何に驚いたって、
私もあの本を読んでたんですよ!
しかも、出版されてすぐ買ったので、
私が独身で、一人暮らししてた頃です。

サラダの話は、最初のほうにありました。
男一人暮らしの料理としては簡単なので、
マジで、つくってみようと思ったんですが、
結局、サラダは作りませんでした。

しかし、そのあとの記述にある
「この3曲だけ聴けばクラシックがわかる!」
というところで、著者が決め付けているCD、
それを3枚とも買って、実際に聴きながら、
またあの本を繰り返しよみました。

だって「14:02のところがどうのこうの」
などと、そのCDを聴きながらでないと分からない
部分を細かく解説してるので、あれを読むと
指定されたCDを買わざるを得ない・・

あと、時々でてくる、著者が書いたと思われる、
作曲家の似顔絵とセリフが、
かな~り好きなんですわ(笑)

あ、読んでない方にはわかりずらいですね・・
すみません。

Posted by: チャタカ | October 14, 2009 at 11:36 PM

チャタカさま:
読まれてたんですね!
サラダは簡単なので、今度是非嫁さまに作って差し上げて下さい。きっと絶対喜んでもらえると思います。
「この3曲だけ聴けばクラシックがわかる!」は、わたしもシューベルトの「未完成」買いましたよ(笑。許せんせのお好きな(?)ギュンター・ヴァントの指揮のだったかなあ。
あの独特のイラストも、ヘタウマ風でうまくツボを押さえてますね。

Posted by: calcal | October 18, 2009 at 07:43 AM

ずーーーっと前にヨーロッパの某国に旅行した時、高級な店ではなかったけどレストランでの食事のときにサラダのドレッシングはテーブルにあるオリーブオイルと塩胡椒だったのを思い出しました。
各々が適当にかけて食べてましたね。
生野菜に油をかけてそのまま食べるというのがちょっとしたカルチャーショックでした。(笑
案の定腹を壊したのも今となってはいい思い出です。(笑

Posted by: ズブロッカ | October 23, 2009 at 09:23 PM

ズブロッカ様:
ほうほう、レストランのテーブルにオリーブオイルがデフォルトで備えてあるんですね。日本の大衆食堂のテーブルにおしょうゆがあるみたいなものですかね(笑
それにしても、腹を壊されたのは、生野菜が原因だったのですか?(汗
油断して食べられないではありませんか(笑

Posted by: calcal | October 24, 2009 at 08:36 AM

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